居合道の始め方│流派?連盟の選び方と道場探し│居合刀と道着の購入は道場を決めたあとからが無難

居合道を始めたい、いったいどの流派を選べばいいのでしょうか。
流派について調べるだけで疲れてしまいますね。

ネットで検索しても流派、連盟や道場の宣伝ばかりで余計に混乱してしまいます。
ということで、私がどのように今の流派、連盟、道場にたどり着いたのかを一例として紹介していきます。

すでに興味ある流派の道場が近くにあるなら、すぐに問い合をして見学に行こう!

目次
よくわからない居合道の流派選び
迷うのは流派だけではい、連盟選び
道場選び
居合刀、居合道着選びと価格
そのほか必要になってくるもの
まとめ


よくわからない居合道の流派選び

居合道の流派選び。調べるほど選択肢が増えて混乱しますね。
流派選びについて私は単純に人口の多い流派にしようと思いました。
理由は大会や交流が多く、賑やかなことに魅力を感じたためです。

もちろん人口が多いからいい、というわけではありません。面白い流派はたくさんあります。

人口の多い流派「夢想神伝流」と「無双直伝英信流」

人口の多い流派を調べると、夢想神伝流と無双直伝英信流という2つの流派の人口が多いことがわかりました。
しかし夢想神伝流は自宅から通える場所に道場がありませんでした。

次に無双直伝英信流。
こちらは藁斬り抜刀斎さんの影響で居合道関連ではYouTube上位にも出てきます。

無双直伝英信流は自宅からも通える場所にいくつか道場があったので、無双直伝英信流の道場を探すことにしました。

無双直伝英信流は土佐藩主 山内容堂も習っていたそうなので龍馬伝にはまっていた私になおさら拍車がかかりました。

参照 : wikipedia 居合道 無双直伝英信流 夢想神伝流

迷うのは流派だけではない…連盟選び

流派を決めたら次にぶつかる壁が連盟選び。
あなたが剣道をしているなら同じ全日本剣道連盟でいいのかもしれません。
しかし私は武道をなにもしていないので迷いました。

調べると全日本剣道連盟、全日本居合道連盟、大日本居合道連盟などが検索に出てきます。

連盟選びも単純に会員数の多い全日本剣道連盟か全日本居合道連盟の2つに絞りました。
長い物には巻かれるタイプです。

ただ通い続けられなければ意味がないので流派も連盟もできるだけ通いやすい道場のがいいかと思います。

 

居合道場選び

道場選びは、流派や連盟よりも重要かもしれません。
通い続けられる場所にあることが大前提で、道場の先生や先輩方とあなたとの相性もあるでしょう。

流派は無双直伝英信流に決めたので、全日本剣道連盟か全日本居合道連盟に加盟している中で自宅から通える道場をいくつか検索しました。

道場の検索は居合道 道場案内所からしました。
このサイトは地域、連盟、流派ごとに道場の検索ができます。

月謝は2,000円~6,000円程度と幅広いです。
稽古回数は週1回の道場が多いですが、中には週4回のところもあります。
月謝は稽古回数に比例している感じです。

場所、流派、連盟などからあるていど道場が絞れたら見学に行きます。
ほとんどの道場がホームページを持っていて、そこに見学の案内が書かれています。
見学は予約無しでOKな道場と、見学日時を決めてから行く道場があります。

実際に道場に行き道場の雰囲気、先生や先輩方との相性があなたと合っているかなどを知るために見学は必須です。

居合道の先生は意外と気さくな方が多いので安心してください。

居合刀、居合道着びと価格

居合刀や道着は道場により指定がある場合があります。
道場を決めたら先生に相談しての購入が無難です。

私は早く居合刀が欲しかったので、道場探しより先に居合刀を購入しました。
居合刀は美術刀、模造刀などと違ってあなたの身長や好みによるオーダーメイドになり納期に1ヶ月前後かかります。

幸い私が選んだ道場は、居合刀も道着も特に指定はないので購入した居合刀で問題ありませんでした。

ただし、刀の紐など白は避けたほうがよいようです。
白は偉い先生だけが使えるそうです。普通は白だと汚れが気になりますが、偉い先生はじゅうぶんに鍛錬してきているので汚すことがないということらしいです。

居合刀と居合道着の購入に私は東山堂という武道具店を利用しました。
居合道を学んでいる方ならだれでも知っている有名なお店です。

楽天市場店があり便利なのと、質が高くお値打ちで、武道具の専門店でアフターサービスもよいです。(東山堂の回し者ではりません)

居合刀はよくいわれるように初心者なら3万円からのものでよいかと思います。
もちろんお金に余裕のあるなら最初から高段者向けの高価なものでもよいかと思いますが。

・居合刀はお値打ちなもので居合刀初心者用「登竜門」 2万円台
・標準的なもので居合刀初心者用 標準型 3万円台
・カスタマイズ豊富な居合刀 時代拵 4万円台
などが最初はおすすめです。というよりデザインやカスタムに問題がなければじゅうぶんです。
他にもたくさん居合刀を扱っているので参考にしてください。

私はデザインとカスタマイズの豊富さで居合刀 時代拵 4万円台を購入しました。
初心者用といっても大事に扱えば一生使えるそうです。

道着も同じく東山堂 楽天市場店の道衣・袴・帯3点セット 1万円前後を購入しました。
居合道着も種類がたくさんあり上を見るときりがありません。
はじめはお値打ちな道着で問題ありません。
※価格は2021年4月時点のものです。

居合刀

届いた直後の居合刀。


そのほか必要になってくるもの

これまでのとおり、私は居合刀と居合道着で5万円ほどかかりました。
しかし、他にも必要になるものがあります。

まずは居合刀キャリングバッグ 3000円台
刀剣油 数百円(居合刀にも必要!必要ない!の派閥争いが我道場にはあります)、
道場によっては木刀6,000円前後(Amazon)など。

あとは初段審査のときに31,500円(審査料、全日本居合道連盟と無双直伝英信流の登録料等)がかかりました。
※価格は2021年4月時点のものです。

道場によっては事あるごとになにかの冊子などを購入させられることもあるかと思います。
思わぬ出費で焦らないよう、見学時に先生に月謝以外の費用も聞いてみましょう。

まとめ

流派、連盟に特にこだわりが無ければ通いやすい道場から選べばいいと思います。
大会など賑やかなほうがいいなら人口の多い連盟と流派がいいです。
なにより通い続けられる道場を選ぶのが重要です。

初期費用は私の場合で5万円程度かかりました。

月謝は安いところで2,000円程度、稽古回数が多いところで6,000円程度でした。
連盟、流派の年間費や昇段審査費用なども年に一度必要になります。

その他、道場によっては別途なにかの費用がかかる場合もあるので、質問も兼ねてまずは道場見学が必須です。

 

 

 

2021年04月03日